スタッフ間での「ちゃんづけ」「ニックネーム呼び」。私は良くない傾向だと思うのですが、「さんづけ」に統一する良い方法はありますか?
質問内容
管理職です。どれだけ注意しても、スタッフ間での「ちゃんづけ」「ニックネーム呼び」がなおりません。
「さんづけ」に統一する良い方法はありますか?
回答
この質問について、あなたはどのようにお考えになりますか?
スタッフ間の名前の呼び方についてのお困りごと。
これは業種を問わないものですが、とくに介護施設では、「ちゃんづけ」「ニックネーム呼び」の傾向が強いようです。
では、「さんづけ」に統一する方法ですが、ただひとつ。
呼び方だけでなく、スタッフ間の言葉遣いをすべて丁寧にすることです。
改善方法はこの一つだと考えています。
部分的に呼び方だけを直そうとしても、うまくいきません。
具体的には、まず次の2つを、立場の上下に関係なく実践してみてください。
呼び方のルール化
- 「くんづけ」「ちゃん付け」「ニックネーム呼び」を禁止する
- スタッフ間で相手を呼ぶ場合はすべて「さんづけ」にする
- 役職をつけて呼ぶ場合は、「○○所長」「○○施設長」といった呼び方にする
言葉遣いのルール化
- スタッフ間の会話であってもは、お客様への会話と同じように、丁寧な言葉遣いにする
この2つが徹底されるには、おそらく時間がかかるはずですから、次のようなサイクルも合わせて実施してください。
- スタートの日を決め、全体に周知して、よーいドン!で始めます。できれば事前に管理職・リーダー的な立場の人が率先して行うように、話しておいてください。
上司・先輩が実践しないことを、部下・後輩が実践することはありません。 - 週に1回のチェック日を決めます。
- 「さんづけ」で呼んでいるか、「丁寧な言葉遣い」はできているか、各自チェックします。
- うっかり忘れてしまわないように、呼び方や言葉づかいのルールを、朝礼などで繰り返し周知します。
- 1か月ほど経過したころ、どうしても改善できない人がいる場合には、個別に注意しましょう。改善できない人を放置していると、ルールを守っている人から、管理職は信頼されないようになります。
なお、言葉遣いが丁寧にならない理由の一つとして「知識不足」もあるはずです。
その場合は、スタッフ全員でビジネスマナー研修を受け、言葉遣いについて学ぶ機会があるとよいですね。
最後に。
スタッフ間の言葉遣いを丁寧にしようとすると、「フレンドリーな関係が崩れる」「距離を感じる」など、必ず抵抗されます。
しかし、ハラスメントのある職場では、たいてい言葉遣いがよくないもの。
管理職の方は、めげずにやり通す覚悟をもってのぞんでいただきたいと思います。
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