ゴルフのプロモーションビデオを制作しています。 ゴルフ好きが集まり採用は困りませんが、定着が悪く悩んでいます。 どうしたらいいですか。
※本質問については、質問者が特定されないよう、業種や事例について脚色していることをあらかじめご了承ください。
質問内容
ゴルフに関するテレビ番組やメーカーのプロモーションビデオを製作している会社です。
ゴルフ好きの応募が多数あり。採用には困っていませんが、なかなか定着しないことが悩みです。
ゴルフが好きで応募したものの、どうやら現実の仕事は体力的なギャップがあることが原因で、辞めてしまうようです。
せっかく採用した人が定着する方法があれば教えてください。
回答
この質問について、あなたはどのようにお考えになりますか?
結論から申し上げますと、採用面接時に仕事の内容についてしっかり説明して納得していただくことが、なによりの解決方法です。
よく「好きなことを仕事にするとよい」と言われますから、企業側も「ゴルフが好きなら、大丈夫だろう」と思って採用していませんか?
この場合、「好きなこと」といっても、それはプロモーションビデオを制作することであって、「ゴルフ」そのものではありません。
仮に「ゴルフ好き」というだけで採用しますと、「ゴルフは好きだけど、この仕事は嫌い」ということになってしまいます。
「ゴルフが好きなのだから、大丈夫だろう」という視点での採用は、残念ながらうまくいきません。
プロモーションビデオ制作が好きなのであれば、ゴルフが好きかどうかは、おそらく関係ないのではないでしょうか。
ということで、面接時にしっかり仕事の内容を伝えてください。
良いことばかりを伝えるのではなく、マイナスだと思えるようなことも伝えておくことが大切です。
今回のご相談のように「体力的なギャップ」ということがわかっているのであれば、そのことは事前に、十分伝える必要があります。
そして、マイナス面を伝えたうえで、「この仕事に関わる喜びがある」ことも、「実感」として伝えましょう。
それによって心が動くか、応募者に判断していただけばよいのです。
実はこうした採用時のミスマッチは少なくありません。
採用のミスマッチは双方の不幸。
ミスマッチを避けるために以下を心がけてください。
「好きなことだから」はその「事柄」ではなく「仕事内容」なのかどうか
企業側が丁寧に説明し確認することが大切です。
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