「髪を染めてはいけないなら辞めます」と言われました。どのように指導したらいいですか?
質問内容
入社後の研修で、身だしなみのルールについて話をしました。
接客業なので、髪の毛はできるだけ染めないように、もし染めても、茶色くなりすぎないようにと伝えたところ、
「髪の色を茶色くしたいので辞めます」と、その場で言われました。
そんなことで辞めるの?と正直驚いています。
よくあることなのでしょうか?
回答
この質問について、あなたはどのようにお考えになりますか?
「 よくあることなのでしょうか? 」
そうですね。私も実際に経営者の方からそんなお話をお聞きしますので、多いかどうかはわかりませんが、実際にありそうです。
私がお聞きしたのは、飲食関係でのこと。
本店はそこまで細かいルールを設けていなかったのですが、百貨店にもテナントとして出店しているということで、百貨店のルールに従うことになったそうです。
百貨店では、次のように細かく決まっているようでした。
- 髪の色
- まつ毛のエクステ
- ネイル
- カラーコンタクト
- 靴の色
- かかとの高さや太さ
こうなると、新入社員や若いアルバイトの方を雇用なさったりする場合、やはり「いやだ・・・」と思う人は出てきそうですね。
私たちから見ると、そんなこと、仕事なんだから我慢したらいいじゃないか、と思うようなことかもしれませんが、
若い人の価値観でみると「そんなこと」では済まされないのかもしれません。
ではどうしたらいいでしょうか。
こうしたルールは入社前に話しておくことです。
「こういうルールがあり、入社したら守っていただくことになりますが、いいですか?」
と確認したら、入社後に辞めます!と言われて、お互いにいやな気持ちになることもないでしょう。
入社後に話して「いやだけれど、我慢して働こう・・・」では、毎日のことですから気持ちよくないですしね。
採用活動のコンサルティングや教育研修をするのが私の仕事ですが、採用活動のコンサルティングでは、
「身だしなみ」に関して、どうしても守っていただく必要のあるルールは
仕事や条件の説明をする際に、一緒にお話ししていただくようにお勧めしています。
「我慢すればいいこと」ではなく、おそらくその人、またその世代においての大切な「価値観」でしょうから、
それを尊重してあげるためにも、事前の説明は必要なことだと思います。
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