新入社員が身だしなみについて細かく聞いてきます。どのように指導したらいいですか?
質問内容
新入社員から、身だしなみについて細かいことを聞かれますが、どのように説明したらいいか困っています。
こちらは常識の範囲で考えてほしいと思っていても、
「ニットのネクタイはいいですか?」「色のついたワイシャツはいいですか?」など、
自分で考えれば「弊社のお客様にはそぐわない」のがわかるようなことまで聞いてきます。
どうしたらいいでしょうか。
回答
この質問について、あなたはどのようにお考えになりますか?
ビジネスマナー研修をさせていただくときに「ご要望事項はありますか?」とお話ししますと、
このご質問のようなお話はよく出てまいります。
その時「身だしなみ基準はございますか?」とお聞きしますが、案外明確な身だしなみ基準がない企業様は多いものです。
さらに「基準を示すものはないが、常識の範囲でいいし華美にならなければいい」ともおっしゃいますし、
研修などでお伝えにもなっているようですが、それでもこうしたお悩みは続くのですね。
解決の方法は、1つしかありませんので、ご紹介します。
身だしなみ基準を作り、全員に周知し、全員で守る
基準がないということは、自分の判断にゆだねられるということ。
おそらく当該の方も、ご自分なりに考えていらっしゃるでしょう。
しかし、経営者が考える常識と、この方の常識が違う、ということです。
おそらく100人いたら100人の常識があります。
であれば「常識の範囲」で済まさずに、「自社の基準」をしっかり決めて、全員で守ることしかありません。
身だしなみ基準を作る際のポイント
- できるだけ細かく
- 誰がみてもわかるように
- 誰もが迷わないように
これらのポイントをおさえながら、身だしなみ基準をつくりましょう。
できれば、イラストや写真、あるいは動画などで工夫しながら作成なさることです。
また、次のようなことも、取り入れてみてください。
- 作成前に、身だしなみで迷うことなどの意見を社員の皆さんから募ること
- なるべく新入社員、中堅社員、男女など、ばらばらの皆様で構成して話し合うこと
- 定期的にブラッシュアップして、全員が守れるまで繰り返すこと
最初は大変そうですが、基準を作って全員で守ることができる社風を作るんだとお考えになると、こうした習慣は企業文化にもつながります。
ぜひ着手してみてください。
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