こんな言葉遣いになっていませんか?
過日、部下を呼び捨てにしていいですか?
というテーマで記事を書かせていただきましたところ、
たくさんの方から、同感です!反省します?!と感想をいただきました。
同時にこんな意見をいただいております。
「相手の名前を呼ぶときは、男女・立場・年齢にかかわらず、
「さん」づけが基本ではないでしょうか?」
・・・というご意見です。
その通りです!
ご意見いただいたみなさま、ありがとうございました。
実は、「部下を呼び捨てにしていいのですか?」
という質問をいただいた時、「君付け」はどうなのですか?
という質問もいただいていたのです。
が、時間切れでそこまで書けなくて・・・
反省!
申し訳ございませんでした。
本日は、その件も含め、言葉遣いについて考えてみましょう。
私は毎年、新入社員研修をさせていただきますが、
その研修の中で、私もかなりのエネルギーをそそぎますが、
新入社員の皆さんも結構ご苦労なさるのが、「言葉遣い」です。
以下、間違いやすいものを上げてみますと、
1.男性がご自分のことを「僕」「自分」という言い方をするもの。
→「わたくし」もしくは「わたし」とします。
2.女性が男性(同期の)を「君付け」で呼ぶ
→これは、もちろん「さん」です。
どうしても学生時代の延長で、「君」となってしまいます。
3.不要な「ほう」をつけないようにする
→たとえば、「お客様、お名前のほう、お聞かせいただけますか?」
この場合、「お名前をお聞かせいただけませんでしょうか」
が正しく、「ほう」は不要です。
つけなくてもいいところに、なぜか「ほう」をつける人が多いです。
おまけに、「ほう」をつけたほうが丁寧であると、アルバイトでならった・・・
とおっしゃるので、修正するのに、ひと苦労です。
「お返事のほうをお聞かせ願えませんでしょうか」
「ご都合のほうをお聞かせ願えませんでしょうか」
ぜ~んぶ、必要ありません!
「ほう」がやっかいなのは、どんどん繁殖して、
ひとつの文章に何回も登場することです。
不要な言葉が増えるということは、
伝えなければならない言葉が不明確になるということ。
早めに退治?!しましょう(笑)
4.「よろしかったでしょうか」って、どうして過去形にする??
→「お名前よろしかったでしょうか」
って言われることが少なくありません。
そう思いませんか?
「お名前よろしいかって、私の名前は大事な名前、良いにきまってるわ!」
・・・ってことではないですね、もちろん(笑)
名前を聞かせてほしい、ってことなんでしょうが、
どうも、「よろしいですか」とか「だいじょうですか」という
あいまいな言葉ですべてを終わらせようという傾向があります。
動詞にあたる部分は、
「相手にどのようにアクションしてほしいのか」
が明確に伝わらないと、誤解・間違いのもとです。
誤解や間違いのもとは、お客様の不満やクレームの火種となりますから、
この言葉づかいは、修正が必要、です。
さて、このように挙げていくと実は結構ありますが今日はこの辺で。
でもこれは、新入社員だけではないこと。
先輩・上司のあなたはだいじょうぶですか?
ぜひ、あなたの言葉遣いも、この機会に見直してくださいね。
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