若手社員に、自己判断能力を身につけさせるにはどうしたらいいですか?
質問内容
自分の判断で行動してよいことと、相談すべきことの区別ができない若手社員。
どうしたら、若手社員が自身の判断で仕事ができるようになりますか?
回答
この質問について、あなたはどのようにお考えになりますか?
上司には、逐一相談されることで安心する方と、いちいち相談せずに自分の判断で進めてほしいと考える方と、タイプが分かれるかもしれません。
このご質問の場合は、若手社員には、できるだけ自分で判断できるようになってほしいということですね。
私は、方法が2つあると考えます。
- 上司と部下の間でルール化しておく
- 新規案件ごとに相談方法を指導する
では、ひとつずつ詳しく解説していきます。
1.上司と部下の間でルール化しておく
どのようなときに相談するのか、自分で判断してよいのか、あらかじめルールとして取り決めておきます。
ある程度経験を積んだ社員ならまだしも、若手社員に「自分で判断することと相談すべきことを区別する」ように求めるのは、ちょっと酷なことです。
ですから若手社員が自分で判断して仕事ができるようになるためには、ルール化することが必要です。
2.新規案件ごとに相談方法を指導する
すでに経験のある案件であれば、1の方法で事足りるでしょう。
しかし、これまでに経験のない新規の案件は、相談方法を指導してください。
指導内容は、「すべて上司に相談するように」です。
ただし、若手社員には「自分は、このようにしたいと考えていますが、いかがですか」と、自分の考えを示しながら相談するように伝えます。
上司にとって、すべての相談に乗ることは手間のように感じるかもしれません。
それでも、若手社員に自分の考えをもったうえで相談するように指導できるのは、育成面では大きなメリットとなります。
そのつど、若手社員がどのように考えているかを知ることができますし、成長を知ることもできるからです。
それによって、仕事を任せるタイミングを推し量ることもできます。
いかがでしょうか。
1と2、どちらの方法が良いか、というよりも、上司自身がどちらがやりやすいか、また若手社員にとってはどちらがいいか、この基準で選択してみてください。
「そんなことはケースバイケースだよ…」と思われる上司の方は、2がいいかもしれませんね。
判断基準がそのつど変わると若手社員も戸惑うでしょうから、ケースごとに相談にのる、という方法がいいでしょう。
若手社員が自分で判断することと、相談すべきことを区別して仕事ができるようになるための指導方法は2つ。
- 上司と部下の間でルール化しておく
- 新規案件ごとに相談方法を指導する
どちらがよいか考え、お試しください。
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