私が「働き方満足度調査」や「社風の良い会社づくり」に取り組む理由
こんにちは、三厨万妃江です。
今回は、私が「働き方満足度調査」や「社風の良い会社作り」に取り組む理由や思いをお話しいたします。
思いがあふれすぎてしまって、とても長いのですが、よかったらお付き合いください。
経営者であれば、「社員のホンネ」が知りたいと思っていらっしゃるでしょう。
しかし社内でアンケート調査などをなさるのでは、社員の皆様にとっては、なかなかホンネを出し切れないものです。
第三者機関による「働き方満足度調査」であれば、「社員のホンネ」が出てきやすいと思い、この度私どもが主催して実施いたしました。
第1回働き方満足度調査
https://www.career-support.net/15931/
経営者の皆様の知りたいことの一つ「社員のホンネ」を知る機会を作り、お役に立てればありがたいと思ったからです。
結果を知るのが少し怖いような気がする…とおっしゃる経営者の方もいらっしゃいますが
経営者であれば、会社を良くしたいと考えるのは当然のこと。
それにはまず、「社員のホンネ」を知り、会社の現状に向き合う必要があります。
ということで「働き方満足度調査」の実施です。
2021年10月25日(月)から開始しました。
働き方満足度調査の結果から見えてきたこと
数字って正直ですね。
「数値化できることしか改善できない」とよく言われます。
働き方満足度調査を実施してみて、数字に表すことの大切さを改めて感じました。
もちろん数字だけでなく、自由記述欄にある「社員のホンネ」の言葉も見逃せません。
こうした情報を得たあと、会社がどう行動するか…それをきっと社員の皆様は見ています。
全体の結果から分かったことの一つは、「仕事へのやりがい」への満足度が高いことに比べ、
「働き方の総合評価」では、満足度が下がっているという点でした。
この結果から、調査に参加してくださった各社社員の皆様は、自分の仕事にやりがいを持ち、満足して働いている方が多いものの
様々な要因によって、「仕事へのやりがい」の満足度ほど、現在の働き方には満足していないということが推察できました。
ということは、良い会社を作るためには
この調査でだんだん下がっていったいくつかの満足度を問う質問項目から社員のホンネを検討して、取り組んでいくしかない
ということが言えます。
満足度が下がった要因は、もちろん個人差がありますし、会社ごとにも違います。
- 評価や報酬、処遇
- 成長できる教育の充実度
- 会社の経営理念に共感できるかどうか
- 職場の人間関係
などです。
改善点は、会社ごとに数値化されたもの、コメントに記載されたもの、この2つの「社員のホンネ」から導き出していく必要があります。
社員のみなさまの多くは、「仕事は好きで働きがいがある」と感じているのですから、
会社としては「総合的に今の働き方に満足している」を高い数値に変えるために、短期的・長期的に優先順位をつけ、取り組んでいただくということでしょう。
まずは良い会社を作りには現状を知ることが必要。
そのための「働き方満足度調査」でした。
そして、この調査は継続的に行うことが必要です。
取り組みによって会社が変化しているのか見ていく必要があるからです。
私の考える「社風の良い会社づくり」とは
さて、こうして「社員のホンネ」や「会社の現状」に向き合って、良い会社にしていく取り組みをするのですが、
重要なのは、いったいどんな取り組みをしてどんな良い会社にするのか、です。
私はそれを一言でいえば「社風の良い会社づくり」だと考えています。
ですが「社風とは」いったい何でしょうか。
一般的には企業がその歴史のなかで培ってきた文化や価値観だといわれています。
しかし少しあいまいな感じがします。
社員の皆様に「あなたの会社の社風は何ですか?」と聞いてもすぐに答えられないかもしれません。
また「あなたの会社は社風がいいですか?」と質問しても、何を思い浮かべて「社風がいい、悪い」と判断するのかは、主観によるものであり、人それぞれでしょう。
でも社風がいい会社だなあ、と思ってそれぞれが満足して働くことができれば、それでよいと思うのです。
つまり、
「自分のやっている仕事が好きで、やりがいが持てて、特別にここがいいということではないけれど、それでも会社のことは好きだし、働き続けたいと思っている」
こんなふうに思える社員の方々ばかりであれば、それは社風の良い会社だといえるのではないでしょうか。
要するに「働き方満足度調査」における最後のチェック項目「総合的に今の働き方に満足している」に対し
自分で「満足している」と回答できる人が増えることだと思います。
「社風の良い会社づくり」
それは、具体的に何を指しているのかは、あいまいかもしれませんが、
「社風の良さ」は確実に数字に表れるといえます。
そしておそらく、業績の向上や、採用時の応募状況や、離職率にも表れてくるでしょう。
となれば当然ですが「働き方満足度調査」の、全体の満足度にも表れます。
ですから、 働き方満足度調査を継続的に行い、「社員のホンネ」と「会社の状況」を確認しながら、「社風の良い会社づくり」を進めていくことが大切だと思っています。
社風の良い会社づくりの第一歩
さて、こんな私の思いからスタートした「働き方満足度調査」ですが
実はここで、ひとつご提案があります。
ご一緒に「社風の良い会社」を作る取り組みをしていきませんか?
具体的には、グループコンサルティングです。
本来、一社ごとにコンサルティングをするような内容ですが、あえて「グループコンサルティング」で行うには、理由があります。
「社風をよくするための取り組み」は長期的・継続的に行うことが必要なため、志が一緒の仲間とともに会社の垣根を越えて取り組んでいくほうがうまくいくと思っているからです。
一社でよくなる、ではなく、ともに取り組んだ会社が全部よくなる。
そんな「相互支援」の精神と行動で、参加した全社の社風がだんだん良くなることをめざします。
そして毎年の「働き方満足度調査」でも、向上したことが確認したり、ほかにもさまざまな成果を確認したりすることで、「社風の良い会社づくり」を進めていきたいと考えています。
私はこれまでに、だれもが「良い会社」だとおっしゃる会社をたくさん見てまいりました。
どちらの会社も「人を大切にする経営」をなさっている企業です。
私は、そうした素晴らしい会社の経営者の方には、必ずこんな質問をします。
「ここまでになるのに、どれくらいかかりましたか?」
すると、ほとんどの方が「おおよそ10年かかった」と、おっしゃいます。
『10年ですか…それはとてもうちでは無理だなあ』というあきらめにも似たつぶやきが聞こえてきそうな気がします。
確かに10年は長いですものね。
ただし、何もしなければ、その10年はさらに遠のくだけ。
組織は、何もせずに良くなることはありません。
現状維持をしようと考えた瞬間に退化が始まります。
「社風」も同じではないでしょうか。
相互支援のスタイルのグループコンサルティングを活用すれば、次のようなメリットが期待できます。
- 通常、10年かかるところ、少しでも早く変化が見え始める
- 何からしたらいいのか、どうしたらいいのかわからなくても、みんなが同じだから安心
- 志が同じ人と一緒に取り組み、わからないことを解決しながら進める
- なかなか成果が出ないと気持ちが萎えてくるところ、志が一緒の仲間と取り組み継続していく
- 困難を乗り越える仲間がいることで励みになる
ただし、今すぐに始めたからといって次の「働き方満足度調査」で、劇的に変化することはないでしょう。
しかし、毎年、少しずつ良くなっていくと思います。
先人が10年かかったとおっしゃるところは、もう少し短縮できるのではないでしょうか。
私には、それぞれの分野の専門家で、師匠と呼べる方が何人かいらっしゃいます。
そのうちのお一人の師匠が、行政主催の「起業支援」のセミナーをなさっていたときのこと。
参加者に、こんなことを伝えたのだそうです。
自分の起業の成功を考えるのではなく、自分以外のほかの人の起業が、どうしたら成功するか
そのことを考えて動きましょう。
一人が自分の成功を考えるより、全員が全員の成功を考えるほうが、全員が成功する可能性が高い。
そして参加者は、言われたように動いた結果、起業の成功率が、数字として表れたということでした。
他の都道府県で開催されたセミナーよりも、圧倒的に高い数字だったそうです。
これぞまさに、「相互支援」の大切さを表している一件だと思います。
今回、働き方満足度調査に参加なさったということは、社風の良い会社づくりの第一歩を踏み出されたはずです。
その一歩を、次の二歩目に、ひいては、10年後の企業のあるべき姿につなげるように、行動してみませんか。
- 「仕事が好き、働きがいがある」
- 「会社が好き、企業理念にも共感している」
- 「自分の仕事をしっかり評価してもらえて、報酬もそれなりでありがたい」
- 「成長できるような学びの機会がある」
- 「職場の人間関係は良好。上司も尊敬できる」
- だから私は、社風の良いこの会社で働き続けたい!
一人一人がこんなふうに思える会社を、一社でも多く、一緒に作っていくのが私の夢であり、残された使命だと強く思っています。
ぜひご一緒に。
2022年、新しい年になりましたら、詳細をご案内させてください。
同じ志を持つもの同士が、社風の良い会社づくりに向かって進んでいかれることを楽しみにしております。
三厨万妃江
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