ビジネスマナーを学ぶより介護に特化したことを学ぶべきと思われますか?
社内インストラクター活動報告
業種:介護
当社では、企業様に社内インストラクター制度を導入していただき、社員が社員を教える仕組みを作り、継続性のある社員教育ができるように支援しています。
2020年3月、第9期社内インストラクター養成研修修了の6名のうち、二人目の社内研修デビューの方のご報告です。
始めて登壇した研修で、研修受講者の方から、次のようなご質問があったようです。
質問というより、ご意見に近いです。
「ビジネスマナーを学ぶ前に、利用者や家族の対応を見つめなおすべきではないか?」
さて、社内研修デビューをしたばかりのインストラクターは、なんと答えたでしょうか。
「まず、ビジネスマナーを学んで身につけたうえで、利用者や家族への対応をしっかりしていくことが大切です」
すばらしいお答えですね。
基本が大切、ということがしっかりご自分の中にないと、この答えは出てきません。
その通りなのです。
しかし、どんな業種の方も「うちの業界は特別」と思っていらっしゃいますが、まずは基本、です。
2019年12月からおおよそ3か月間の研修期間を経て、一緒に働く仲間の前で、ビジネスマナーを講義する役割が社内インストラクター。
もちろん、緊張感はありますが、本番を積み重ねてだんだんうまくなっていくことも
仲間の協力の中で行われるのが、社内インストラクターによる研修の大切なことだと思っています。
介護事業をなさっているこちらの企業様では、2名同時に養成なさいました。
2つの施設に一人ずつです。
やがて開業する新しい施設の初期段階の人材育成は、社内インストラクターが行うことをお決めになっているようです。
冒頭の受講者からの質問は、
インストラクターに毎回提出する「研修報告書」に記載していただき、当社の指導講師がフォローします。
どんな質問が出て、どのように答えたか。
あるいは答えるのが難しく、持ち帰って指導講師に確認すると伝えたか。
などを、報告していただきます。
たとえその場で答えられなくても、持ち帰ってこたえる、それでOKだとお伝えしてあります。
しかし、前述のとおり、即答なさったようでした。
介護に限らず、自分たちの専門性の学びを深めることが先と思われることは多いのですが、もちろんそれも大切。
しかし、私どもが指導した社内インストラクターが提供するビジネスマナーは、
その土台となるものであり、
すべての業種・職種の学びの根幹となるものです。
その土台をしっかり学ばずに、専門性ばかりを追求しても
うまくいかないことを、私は研修の現場でたくさん見てきました。
砂上の楼閣(ろうかく)ではなく、土台をしっかり作ることが、
社内インストラクターによる研修です。
インストラクターの受け答えは的確でした。
質問なさった方が納得なさったかどうかはわかりませんが、おそらく、学び進めるうちに、お気づきになることでしょう。
そして、この土台となる研修を踏まえて、
さらに、専門性を高め、お客様に喜んでいただけるサービスの提供に進まれることに間違いないと、
私は確信しております。
すでに、研修を始められて半年、2週間に1回は必ず登壇して、
少人数で進めてはいるものの、2人の社内インストラクターによって、
1年かけて、介護事業に関わる全ての職員の方の研修をなさると伺っております。
素晴らしいですね。
私はこの学びは社内全員ですることが大切だと思っています。
これこそが情報共有です。
知っている、知らない。
学んだ人と学んでいない人がいる、
これではうまくいきません。
時折、正社員だから受けて、非正規社員だから受けさせない、
というようなこともありますが、
それはお客様にとっては全くわからないこと。
お客様視点で、教育研修を進めることも大切です。
今後の活躍も楽しみです。
業種ごとの専門性が発揮できるために、その土台となる教育「ビジネスマナー」
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